【あ、あなたも…】競馬会でスマホの不適切使用が横行している件について

スポーツ

2024年10月10日JRAは藤田菜七子騎手が昨年4月頃までに調整ルーム内にて、複数回にわたって通信機器(スマートフォン)を使用していたと発表しました。人気女性騎手の藤田騎手も違反していたということで、関係者やファンの間で動揺が広がっているようです。

【参考】(JRA)騎手 藤田 菜七子の騎乗停止

個人的には、”昨年4月頃”のやりとりまで遡って懲罰するというところに驚きですが、競馬というスポーツの性質上、外部とのやり取りが明確に禁止されている以上、過去の事とは言えど懲罰は当然のことだと思います。

スマートフォンは便利な反面、使い方やルールを守らないとこのような事態になるという事を身を置いている業界は違えど、意識しなくてはいけないと感じています。

早速ですが、騎手(ジョッキー)の騎乗停止やそれに関する禁止事項、また調整ルームについて、聞いてまとめてみました。

調整ルームとはどのような場所か?

調整ルームとは、競馬のレースが行われる前に、騎手が一時的に待機し、レースの準備を整えるために用意された特定のエリアです。日本中央競馬会(JRA)の競馬場や、その他の競馬団体が運営するレースにおいて設置されており、騎手が外部との接触を避けつつ、集中してレースに臨むことができるようにするための場所です。

調整ルームの目的と役割

レース前の心身の調整

調整ルームは、騎手がレース前に心身を整え、集中力を高めるための空間です。ここで騎手は、レースの作戦を考えたり、落ち着いてレースに備えることができます。

外部との接触防止

調整ルームでは、騎手がレース前に外部と連絡を取ることが禁止されています。これにより、不正行為(例えば八百長や賭博に関与するような行動)を防止することが目的とされています。したがって、スマートフォンやその他の通信機器の使用は禁止されています。

公平な競技環境の確保

競馬の公正性を維持するために、調整ルームは騎手同士や他の関係者が外部からの影響を受けないように設けられています。このような隔離された環境を提供することで、騎手がレースに集中し、公平な条件で競技に臨めるように配慮されています。

ルールの厳守

調整ルームには厳しい規則があり、特に外部との接触を遮断するために通信機器の使用が禁止されています。また、ルーム内での規律や行動に関しても厳しい管理が行われており、違反した場合にはペナルティが科されることがあります。

調整ルーム内での禁止事項

通信機器の使用禁止

外部と連絡を取るためのスマートフォンやタブレットなどの通信機器は使用禁止です。これに違反すると、騎乗停止や罰金などの処分が科される可能性があります。

外部との接触禁止

レース前後に外部との連絡を取ることは厳しく制限されています。これにより、騎手が公平な競技に参加できるようになっています。

調整ルームがあるタイミング

レース前

レース開始の一定時間前に騎手は調整ルームに入り、レースに向けた最終準備を行います。この間、外部との接触は厳しく制限されています。

レース終了後

一部のケースでは、レース後にも騎手が調整ルームに戻ることが求められる場合があります。これは、競技後の状況確認や、レースに関連するインタビューなどが行われるためです。

調整ルームは、競馬が公正かつ安全に行われるための重要な要素であり、騎手が適切にレースに臨むための空間を提供する役割を果たしています。

騎乗停止になる理由はどのようなものがあるか?

日本において騎手が騎乗停止になる主な理由には、以下のような事柄が関係しています。

1. レース中のルール違反

進路妨害

レース中に他の馬や騎手の進路を妨害した場合。これは騎乗中に意図せず、または故意に他馬の進路を遮ったり接触した場合に適用されます。

過度なムチの使用

騎乗中に馬に対して必要以上にムチを使用した場合、動物愛護の観点から処分が下されることがあります。

安全配慮の欠如

騎乗中に馬や他の騎手の安全を顧みない危険な騎乗を行った場合。

2. 競馬規則違反

薬物違反

騎手自身がレース前後の検査で禁止薬物の使用が発覚した場合。また、騎乗する馬が禁止薬物を使用していた場合も騎手に責任が及ぶことがあります。

体重違反

レースで定められた体重を守らなかった場合、騎乗停止となることがあります。

3. 不適切な行動

スポーツマンシップに反する行為

他の騎手や関係者に対する暴言、暴力など、競技外での不適切な行動も処分の対象です。

八百長などの不正行為

レースの結果を操作しようとする行為や、賭博に関与することは重大な違反行為であり、厳しい処分が下されます。

4. 失格や降着に関連するケース

騎手が騎乗していた馬がレース中に失格や降着となった場合、その原因が騎手の行為にあると判断されると、騎乗停止の処分が科されることがあります。

騎乗停止の期間や内容は、違反の内容や過去の処分歴に応じて異なります。

調整ルームでのスマホ利用は何がいけないのか?

調整ルームでのスマートフォン使用に関して、具体的にどのような規則違反に該当するかを説明します。

1. 通信機器の使用禁止に関する規則

日本中央競馬会(JRA)などの競馬団体では、レース前に騎手が外部と不正に連絡を取ることを防止するために、調整ルームやその他の指定されたエリアで通信機器の使用を禁止しています。調整ルーム内では、レースに集中し、公正な競争を維持するため、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスを使用することが明確に禁止されています。

  • この規則違反は、「通信機器の使用禁止」という明文化されたルールに違反する行為です。

2. 競馬公正確保のための規則

競馬の公正さを確保するため、調整ルーム内でのスマートフォンや他の通信機器の使用は、八百長や不正行為の防止という観点からも厳しく取り締まられています。騎手が外部の人間とレースに関する情報を共有することや、不正な指示を受けることを防ぐためのルールです。このような行為はレースの結果に影響を与える可能性があるため、重大な違反行為とされます。

  • スマートフォンの使用は、「公正な競馬運営を損なう行為」として規則に違反する行動となります。

3. 特定エリアでの行動規制違反

調整ルームは騎手がレース前に心身の準備を行うための場所であり、外部との接触を避けるために厳格に管理されています。騎手がこのルールに従わずに通信機器を使用すると、不適切な行動としてペナルティが課されます。

  • これは、「特定エリア内の行動規制違反」に該当します。

4. 懲戒処分規則違反

スマートフォンの使用は懲戒規定に該当し、規定により処分されます。競馬団体では、違反行為が発覚した場合、騎乗停止や罰金などの懲戒処分が科されることがあります。このような処分は、違反の重大さに応じて段階的に決定されます。

  • このようなケースでは、「懲戒処分に関する規則」違反となります。

5. 騎手のプロフェッショナルとしての行動規範

騎手は、競技の公正性を守るために、プロフェッショナルとしての行動が求められています。スマートフォンを調整ルーム内で使用することは、プロとしての責任を果たしていない行動と見なされ、これも処分の対象となります。

まとめると、調整ルームでスマートフォンを使用することは、通信機器の使用禁止規則、公正確保の規則、特定エリアでの行動規制などに違反する行為であり、騎乗停止などの処分が下される原因となります。

著者プロフィール
この記事を書いた人
ロジャー

Webアプリ開発を20年近く経験し、管理職なった今も時々ソースをいじるメインは営業職の管理者。もうすぐ40代。最近は、AIを活用して少しでも仕事やプライベートを面白くしていきたいと考えているおっさんです。困った事もAIなら解決してくれるはず!?

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